米軍レーダー基地(経過・記録)
米軍レーダー基地について
京丹後市には近畿で唯一の米軍基地が存在します。丹後町宇川の航空自衛隊経ヶ岬分屯基地に隣接して建設された、米軍Xバンドレーダー基地です。2012年2月、日米首脳会談で設置が合意され、2014年5月、住民の反対を押し切って工事開始。2014年12月より本格稼働しています。
国民を守る施設ではない
米軍レーダー基地は日本国民を守るための施設ではありません。米国は国防計画で、丹後のレーダー基地を「米本土防衛」のためと明記しています。米国領土に向けて発射されるミサイルを捉える「目」となるXバンドレーダーは、住民を軍事的緊張という危険に巻き込む以外の何ものでもありません。丹後が、先制攻撃を否定しない米国の戦争の最前線にされてしまいます。
住民の人権を侵害する
米軍基地は人権を侵害する施設です。レーダー運用開始後すぐに、米軍基地の発電機による騒音被害に近隣住民は悩まされることになりました。また、米兵・米軍属による交通事故はすでに多数、起こっています。住民は、いつ、重大な事件・事故が発生するかもしれないという不安の中で生活することを強いられています。
米軍基地のない京丹後市を
米軍基地のある宇川地域では、米軍基地建設に反対する署名が取り組まれ、住民の過半数の方がこれに署名しました。(当該地域の尾和、袖志地域と自衛隊官舎を除く) 沖縄でもオール沖縄の力で翁長知事を誕生させたように、「基地のない日本」が大きな世論となりつつあります。
丹後 米軍Xバンドレーダー基地 年表
2013年
2月22日 日米首脳会談で、Xバンドレーダーの追加配備を合意。日米両政府は配備先として宇川、航空自衛隊経ヶ岬分屯基地を内定した。近畿初の米軍基地。
3月11日 防衛省・地元説明会(宇川地区)
3月12日 防衛省・地元説明会(間人地区)
4月27日 京丹後市・地元説明会(宇川地区)
6月15日 京都に米軍基地はいらない! 6・15丹後集会 宇川平海岸 500名
7月1日 署名5000筆、市へ提出
9月10日 山田知事と中山市長、小野寺防衛大臣と面会。
9月19日 山田知事、中山市長、Xバンドレーダー受け入れ表明
11月9日 小野寺防衛大臣 経ヶ岬分屯地を視察
12月15日 「平和の叫び&人間のくさり」 1200名
2014年
4月14日 基地対策室・住民説明会(尾和)16日(宇川)17日(峰山)
5月27日 基地工事着工 抗議活動・抗議申し入れ 100名
5月31日 緊急抗議宣伝活動 平海岸 200名
6月23日 市民大集会 500名
8月20日 憂う会 議会へ陳情書提出
10月4日 丹後に米軍基地いりません10・4府民大集会 1400人
10月21日 レーダー未明搬入
10月26日 発電機6基24時間本格稼働 防音対策なし
騒音のため袖志尾和地区住民「眠れない」「母乳が出ない」などの大きな声が上がる
12月23日 米軍基地いらんちゃフェスタin丹後集会 850人
12月26日 レーダー「本格運用」宣言
2015年
1月16日 住民の不満に対し袖志尾和地区で防衛局説明会
2月10日 市議会基地対策特別委員会で、憂う会提出の陳情が、趣旨採択
3月2日 米軍属居住地問題 島津住民説明会 100名 批判の声続出
6月2日 島津連合区 居住地問題住民懇談会 意向確認せよの声に押され調査約束
6月3日 島津連合区 要望と意向調査開始 6月10日締め切り
6月26日 市長定例会見 島津の意向調査に「公表することはあってはならない」発言
10月31日 米軍基地いらんちゃフェスタin丹後集会2015 700人